終わりの始まり

2022年の今、世界人口は約80億人らしい。

今から数十年前、小学生のころには世界人口は約50億人だと習っていた。世界一人口の多い国は中国で約10億人、その次がインドで約7億人といった具合だ。今ではどちらも約14億人で肩を並べている。インドに至っては2倍という驚きの人口増加だ。

一方で地球の大きさは今も変わっていない。限られた地球という空間で人間が生きている限り資源の枯渇は必然だ。農作物が不作になれば世界規模で食糧危機に陥ってしまう。牛肉の値上がりも昨今問題となっているが動物の飼育も環境破壊の原因となり増産にも限度がある。

そのうえコロナ禍だ。人々の活動は世界中で停滞し工業製品の供給も滞り始める。普段の生活では影を潜めていてもいざ何かが故障したとき新調しなくてはいけないときには大きな打撃となっている。

そして日本ではまだ東日本大震災の余韻が残る。原子力発電に対する風当たりは強く価格が高騰していても大量の原油を輸入し続けなくてはならない。

そんな中、文明化してから最大の人類の危機ともいえるこんな時代に、もしくはこんな時代だからこそロシアがウクライナに侵攻している。表面的にはロシアとウクライナの紛争ではあるが実態としては第三次世界大戦といってもそん色ないだろう。アメリカと中国の経済的な対立よりは現実に差し迫った大戦だ。

様々な物資が不足するこの世の中で戦争によって物資や燃料を消費し、そして戦争によって破壊活動が行われることでさらに物資が不足してしまう。非常に悲しい事態だ。悲しいだけでなく人類全体にとっても危機的な事態だ。上辺だけの持続可能性では人類は存続できないだろう。あるいはそのままあっさりと衰退してしまうのかもしれない。